社会への取り組み 従業員との関わり

当社グループは、パーパス、九州フィナンシャルグループ人権方針及び「お客様、地域、社員とともに、より良い未来を創造する『地域価値共創グループ』への進化」というビジョンに基づき、2023年5月に人材育成方針と社内環境整備方針を定めました。

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第4次グループ中期経営計画においては、伝統的銀行領域や総合金融サービス領域などの「地域経済の成長に向けたコア事業」の強化と並行して、新たな事業への挑戦、事業領域の拡充といった「未来を創る地域価値提供の取り組み」を加速してまいります。
その実現に向けて、当社グループの事業の進化及び事業戦略を遂行する「人材」が重要なファクターとなることから、人事部門としては第4次グループ中期経営計画においても、継続して従業員エンゲージメントを高め、価値を創造する人材の育成・確保や働きがいの充実を通じて、多様性と自律性を備える集団形成を図ってまいります。

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未来の九州フィナンシャルグループを支える人材ポートフォリオの構築

未来を創る地域価値提供に向けた人材育成

地域価値提供の取り組み加速にむけ「新規事業・イノベーションの探索・事業化」を当社グループの育成領域と捉え、グループを牽引する人材の育成に注力する環境を提供しております。

次世代リーダー養成プログラム

地域価値共創を担う人材育成のため、地域の課題解決につながる新規事業立案に向けた研修プログラムを実施しております。

グループ合同海外研修

グループ内の従業員が一緒に海外で体験・協力することによる、”チームKFG”のマインド醸成を目的としてグループ合同の海外研修を実施しております。

社内公募制度「キャリアチャレンジ」

キャリアチャレンジは、主体的にキャリア形成に挑戦するための公募制度で、本部各部への配置のほか、外部機関へのトレーニー派遣についても実施しております。

地域経済の成長に向けたコア事業の強化

金融業務の徹底した深化・強化にむけ、一人ひとりの自立的成長支援の仕組みのもと、「能力開発研修」と「自己啓発研修」を通して、多様な経験ができる機会を積極的に提供しております。

能力開発研修・自己啓発研修

  • 能力開発研修:金融業務の研修内容~在籍年数・役職・業務分野に応じ金融・業務能力の向上を図るため「階層別研修」、「分野別研修」を実施しております。
  • 自己啓発研修:自律的成長支援~キャリア支援のもと公募型に専門分野の深化・強化に向け派遣機会を提供しております。

<能力開発研修及び自己啓発研修の実施状況>

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
参加人数 7,782人 6,210人 7,269人 18,400人 15,659人
研修日数 15,680日 20,164日 24,331日 29,572日 22,053日
一人当たりの研修日数 3.7日/人 4.8日/人 5.8日/人 7.1日/人 5.2日/人
研修時間 125,440時間 161,312時間 113,813時間 145,997時間 176,426時間
一人当たりの研修時間 29.8時間/人 38.6時間/人 27.2時間/人 35.3時間/人 42.2時間/人
年間総研修費用 300百万 102百万 137百万 144百万 199百万

資格取得支援

自己研鑽する風土づくりと能力開発・人材育成意欲の向上を図ることを目的に、全従業員に対し、金融の必須知識、会社規定、マニュアル、資格等の在宅学習システムを提供しております。業務上必要とされる知識の習得、資格の取得に対する行員の努力を支援するため、奨励金を設定している資格、検定がございます。

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
奨励金支給件数 1,688件 1,501件 2,482件 3,210件
奨励金支給総額 10,003,100円 10,566,000円 19,248,489円 25,359,500円

多様な人材が活躍する働きやすい職場環境の構築

働き方改革

朝型勤務や時差勤務の導入による生産性向上、従業員の心身の健康維持に配慮したインターバル勤務といった制度の充実とともに、最新のICT技術導入によるテレワークにも積極的に取り組んでおります。

労働時間削減に向けた取り組み

当社グループは、労働基準法で規定されている「法的労働時間」(1日8時間、1週間40時間以内)を厳守しています。過度の労働時間と時間外労働の削減に向けて、下記の取り組みを行っております。

  • 業績評価項目への一人あたりの総労働時間状況評価
  • パソコンシステム利用時間制限
  • 定時退行デー実施

労働賃金管理と改善

当社グループは、労働法令を遵守した労務管理を行っております。パートタイム従業員を含む全従業員の賃金において、法令規定の最低賃金以上を厳守しております。従業員の定例外給与(手当等)においても、明確な社内規定を定めております。また従業員の生活水準向上に向けて、適切な賃上げにも努めております。

エンゲージメント調査

当社グループでは、2021年8月より、KFGグループの従業員約5,500名を対象に、株式会社アトラエの「Wevox」を用いてエンゲージメント調査を実施しております。
エンゲージメント調査結果に基づき、スコア良好店に対してインタビューを行い、取り組み事例を月1回動画配信しています。また、スコア低位店に対しては臨店し、全員へヒアリングを行い、個別にエンゲージメント向上策の策定支援及びフォローを実施しています。

ワーク・イン・ライフに向けた取り組み

ライフイベントに合わせたさまざまな福利厚生や制度、取り組みは、従業員一人ひとりが個人として尊重され、目的を達成するために必要な支援であり、成長できる機会を提供できるよう、配慮しなければならないとの考えのもと、「柔軟な働き方」を実現すべく、福利厚生や制度等の充実により職場環境のさらなる充実を図ってまいります。

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イクボス・よかボス

肥後銀行では、全従業員一人ひとりの多様性を尊重しながら、一人ひとりが最大限の能力を発揮する、「働くことに誇りと幸せを感じることができる銀行」を目指し、「イクボス・よかボス宣言」並びに「イクボス企業同盟」へ加盟いたしております。

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  • 『イクボス』とは、特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパンが定義した、職場で共に働く部下のワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のこと。
  • 『よかボス』とは、熊本県が定義した、自ら仕事と生活の充実に取リ組むとともに、共に働く従業員の仕事と結婚や子育て等の生活の充実を応援する上司のこと。
  • 『イクボス企業同盟』とは、社員が多様化する時代において、「イクボス」の必要性を認識し、積極的に自社の管理職の意識改革を行い、新しい時代の理想の上司(イクボス)を育てていく企業ネットワーク。

女性活躍促進への取り組み

肥後銀行と鹿児島銀行では、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、女性の就業継続や多様な業務へのチャレンジ、活躍できる雇用環境の整備に取り組んでおります。

子育て支援への取り組み

育児休業制度や勤務時間短縮制度等を定め、従業員が安心して働くことのできる環境づくりに努めております。

事業所内保育園を開園

事業所内保育園(ひごっ子の森保育園、かぎん保育園ゆめいろ)を開園