九州フィナンシャルグループは、地域社会をはじめとするステークホルダーの皆さまからの信頼が存立基盤と考えており、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つと位置付けております。各種法令等を遵守し、以下のようにコンプライアンス体制の確立と徹底に取り組んでおります。
当社グループは、コンプライアンスに対する基本的な姿勢および考え方を定めた「コンプライアンス基本方針」を制定し、コンプライアンスの徹底に取り組んでおります。
当社グループのコンプライアンスの統括部署としてCR統括部を設置、CR統括部担当役員が、当社グループのコンプライアンスに係る事項を統括するとともに、社長を委員長、CR統括部担当役員を副委員長とするコンプライアンス・顧客保護等委員会を開催し、当社グループのコンプライアンス管理の状況、反社会的勢力に対する管理状況等について報告・協議を行い、コンプライアンス体制の整備・充実を図っております。
CR統括部担当役員は、当社グループの法令等遵守状況及び法令等の違反に関し、定期的に取締役会へ報告を行っております。
また、コンプライアンスを徹底するための具体的な実施計画としてコンプライアンス・プログラムを策定し、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおります。
当社グループでは、「反社会的勢力への対応基本方針」を定め、グループ一丸となって、反社会的勢力との関係を遮断する体制を整備しています。具体的には、新規契約においては事前審査を行い、反社会的勢力との取引の未然防止に努めるとともに、契約書や取引約款に暴力団排除条項を導入し、取引開始後に相手方が反社会的勢力であることが判明した場合には、外部専門機関と連携の上、適切に対応しております。
(抜粋)反社会的勢力への対応基本方針
第3条 当社グループは、「コンプライアンス基本方針」に基づき、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、断固として対決し、関係を遮断するため、以下の通り基本方針を定める。
当社グループは、「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与防止基本方針」の定めに則り、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与防止に関して厳格に対処しております。
当社グループでは、就業規則にて、役職員とお客様との個人的な金銭貸借やお取引に関し、法令、関連諸規程に違反した利益供与や便宜を与える行為等を禁止しております。またお客様との接待・贈答の在り方については、当社グループの役職員としての社会性・公共性の観点から高い職業上の倫理感が求められており、特に公務員との関係においては、各種法令やグループ各社の規程等従い適切に対応を行っております。
(抜粋)就業規則 第2節 禁止行為(禁止事項)
第29条 従業員は、次に掲げる行為をしてはならない。
当社グループでは、インサイダー取引等の不公正取引の禁止と未然防止の徹底を図るため、「インサイダー取引等防止規程」を定めており、当該行為は就業規則においても禁止行為としております。
(抜粋)就業規則 第2節 禁止行為(禁止事項)
第29条 従業員は、次に掲げる行為をしてはならない。
当社グループでは、贈収賄や汚職等を発見した際の通報手段の一つとして内部通報制度を利用することができます。統括部署は通報者が特定されることがないよう適切に配慮したうえで調査、対処を行うと同時に、匿名での通報に対しても適切に対応しております。
当社グループは、パート従業員を含む全ての役職員に対し適宜研修等を行い、コンプライアンスに対する意識向上を図っております。
<主な研修内容>
当社グループは、下記方法等により、コンプライアンス等の遵守状況の点検を実施しており、CR統括部で取りまとめ、管理・監督を行っております。
当社グループの全ての役職員において、法令及び社内規則等に違反した、または違反の恐れが発生した場合は、社内で定める「不祥事件等対応マニュアル」に則り、下記のとおり調査・報告を行い、懲戒処分を含め厳格に対応しております。
(抜粋)不祥事件等対応マニュアル
当社グループは、コンプライアンスの遵守状況に関して定期的にモニタリング及び内部監査を行っております。当社グループ内で発生した不祥事等について、社内規則に従って取締役会への報告を行い、経営陣による適切な関与・指示のもと再発防止や未然防止強化に努めております。
<取締役会への主な報告事項>
<コンプライアンス・顧客保護等委員会への主な報告事項>